バイノーラルマイクを作る

 音を立体的に録ることのできる録音方式にバイノーラル録音というものがある。その、バイノーラル録音を行うマイクを作った。

バイノーラル録音とは

 付け焼刃な説明をするのもよろしくないので、Wikipediaを見てください。

用意するもの

ステレオイヤホン


イヤホンとコンデンサマイク
 普通の音楽用イヤホン。ダイソーで購入。105円。
 音質はまずまずで、105円にしては結構いいんじゃないかと思う。ドラムがよく響くのが特徴的だった。

コンデンサマイク

 小型のコンデンサマイク。電気街にある電子部品店で購入。単価50円のものが2個で100円。

作る


外ぶたをはずす
 作り方は単純で、イヤホンの耳の部分に入っている小型スピーカーを、コンデンサマイクにつけかえるだけである。
 まずは、イヤホンの外ぶたをはずす。ダイソーの商品なので簡単に取れるかと甘く見ていたが、やや苦戦。はめこまれている部分の縁をカッターで削って溝を作り、そこからてこの原理ではずす。
 次に、イヤホンの中に入っている小型スピーカーを取りはずす。導線とは半田で接着されていたので、それを融かして取る。スピーカーについている磁石に半田ごてがくっついてやりにくかった。

コンデンサマイクを取りつける
 そして、取りはずされた導線の先に、コンデンサマイクを半田でつける。プラスとマイナスを間違えないように注意する。色がつけられているほうの導線がプラスで、銅の色がむきだしになっているのがマイナスだ。器用ではないので、半田のつきかたが汚くなってしまった。

完成品
 最後に先ほど取りはずした外ぶたを取り付けて完成。

録音して聞く

録音する

 録音は、マイクをイヤホンと同じように自分の耳に装着して行う。
 録音しながら、自分のまわりで物音を鳴らす。

聞く

 そして聞く。あまり上手く作れなかったのでどうなることやらと心配だったが、それなりに、立体的に聞こえた。

再生:

※イヤホンまたはヘッドホンでお聞きください。音量にご注意ください。

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