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2015年03月01日の記事は以下のとおりです。

ボールサインノック

 サクラクレパスが送り出すノック式ゲルインキボールペン。1本150円(税抜)。全40種類。
 そもそもゲルインキボールペンを最初に開発したのはサクラクレパスなのだが、他社にシェアを奪われ伸び悩んでいるのが現状である。そんな中、満を持して(?)送り出されたボールペンである。
 サクラクレパスのノック式ゲルボールペンは「グロッソ」なるものを使ったことがある。不良品だったのかもしれないが、インクが頻繁に途切れるひどいものだったので、どこまで進化しているのか期待大である。
 ここでは、ボール径0.4mmの黒インクを紹介。



 軸は女性的で独特なデザイン。ノック側(上部)は細く直径8ミリ強。グリップ部は太くなり直径11ミリほどである。グリップには透明エラストマーを採用。滑り止めになっている一方で、べた付きはない。ペンホルダーには差しやすいかもしれない。クリップはかなり小ぶりなもの。クリップと軸のあいだに必要以上の隙間が開いていて(個体差?)、保持力は弱そうだ。


インク
 同じ水性顔料ゲル・ノック式のサラサクリップ 0.4mm(以下サラサ)や、シグノRT1 0.38mm(以下シグノ)と比較しながら見ていく。なめらかさはサラサ以上、シグノ以下といった印象。インクが紙に良く染み込む感じで、柔らかい書き味である。また、線の太さの強弱が付きやすい。水性(ローラーボール)に近いものがあるかもしれない。
 水性顔料インクで、耐水性、耐アルコール性はともにあり。耐アルコール性の結果から推測して、耐光性も同様にあるものと思われる(未検証)。

互換性
 ボールサインの芯は、JISにおけるJ型。サラサJF芯やシグノUMR-8*芯(K型)と全長は同じだが、芯径が数ミリ細い。そのため、ボールサイン芯をサラサ、シグノRT系、エナージェル、ジェットストリームなどの軸に入れられる一方で、逆にサラサなどの芯をボールサイン軸に入れることはできない。

 直接の競合はここでも比較したサラサやシグノになるのだろう。簡単に使ってみただけだが、戦える実力は十分にあると思う。ただ、サラサやシグノはブランドとして定着しちゃっているし、営業力の差もあるし、そんなには売れないんだろうな。

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