パイロットの万年筆用インクの耐水性試験
パイロットの万年筆用インクの耐水性試験を行った。基本色の黒・赤・青・ブルーブラックに加え、カラーインクの緑・オレンジも確認した。筆記後1日おいたあと、1時間水道水に浸漬した。
黒インクは少し流れたものの、明瞭に筆跡が残った。青インクはこの中では一番水に強く、ほとんど変化がなかった。ブルーブラックは赤色の成分が流れ出して青に近い色に変色したが、こちらも筆跡は明瞭に残ったままだ。 一方、緑・オレンジはほとんどインクが流れ出してしまい、文字を読み取れないほどに筆跡が消えてしまった。
そして、最も意外な結果だったのが、赤インク。少しインクが流れ出したものの、かなり明瞭に筆跡が残っている。染料の赤インクでここまでの耐水性を持っているものは見たことがなく、驚くべき結果だ。
ネットを検索すると他にもパイロットの赤インクの耐水性を調べた人がいるが、いずれも耐水性はないという結果で、今回の結果はそれと相反している。使用したインクの製造日は2020年1月7日。最近になって、成分が変わったのだろうか。
何か間違えているのではないかという疑いもあるので、後日再試験をしてみたい。