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緑苑坂

 京都府宇治田原町。宇治茶が特産の町だが、その山間部に「緑苑坂」というニュータウンがある。
 場所は近鉄新田辺駅・JR京田辺駅からバスで40分程度のところ。立地だけ見ると、北摂山間部の各所に代表される「限界ニュータウン」のようだが、どうやら、ここはそういうところではないようだ。


緑苑坂ニュータウン

 緑苑坂にある家々は新しいところが多い。ここ数年の間に新築されたような家も、そこかしこに見られる。今もなお分譲が進められているようで、バブル時の勢いで造成されたニュータウンとは、様子を異にする。


ニュータウン内の一区画

 京都駅まで1時間半、大阪駅まで2時間弱という立地だが、そういった都市部への通勤者がここに住んでいるのかと言われると、必ずしもそうではなさそうだ。
 ニュータウンの外縁部には、数社の企業が立地しており、企業団地「緑苑坂テクノパーク」を形成している。このニュータウンは、その企業団地の造成と合わせて、職住近接型ニュータウンとして作られたものだそうだ。また、国道を挟んだニュータウンの南側には、「宇治田原工業団地」があり、こちらにも数十社の企業・工場が立地している。


ニュータウンから望む宇治田原工業団地

 ニュータウンの入口付近にコンビニが一軒、2、3km離れた町の中心部にスーパーやホームセンターがある。都会並の利便性は望むべくもないが、日常的な買い物くらいなら問題ないだろう。


ニュータウンは高台に位置し、見晴らしの良いところも

 将来的には近くに新名神高速道路のインターチェンジができ、企業団地としてもますます利便性が高くなるという触れ込みらしいが、その可能性は未知数だ。とは言え、まだ発展の余地を残していそうな、そんなニュータウンなのであった。

「スルッとKANSAI 3dayチケット」で端っこを目指す~(1)最北端編

 今季限りで廃止が決定した「スルッとKANSAI 3dayチケット」で、この切符で行ける「端っこ」を、東西南北の4方向にわたって訪問した。

 1日目は最北端を目指す。
 この日のスタートは京阪・出町柳駅。朝7時40分、駅前のバス停には人だかりができている。アウトドアウェアにリュックサック、登山の格好をしている人が目立つ。


 さて、そのような登山者とともにこれから乗るのが京都バス10系統。冬期を除く土休日に1日2往復だけ運行されている便だ。2往復とはいえ乗客は多く、臨時便も出て2台での運行だ。自分は1台目の方に乗車する。2台あるので、座ることこそできないものの、ひどい混雑というほどでもない。
 7時45分、定刻通りに2台のバスが出発。駅を出ると、高野川沿いの道をひたすら北上していく。いくつものバス停を経由するが、乗り降りする人はいない。
 花園橋交差点を右折し、比良山系の山々へ分け入っていく。他の路線バスとは異なり山間の集落は経由せず、新道を通る。八瀬、大原といった観光地も巡るが、乗り降りする人は少ない。
 大原をすぎると峠越えの区間に入る。「途中峠」という変わった名前の峠を越えると滋賀県に入る。カーブが連続し、勾配は急で、バスはうなりを上げながら走る。
 出町柳を出てちょうど1時間経った8時45分、坊村というバス停に着く。比良山系の最高峰、武奈ヶ岳の登山口があるところで、登山の格好をした客はここで一斉に降りる。出町柳から30kmほど、路線バスとしては結構な距離をすでに走っている。千円札が運賃箱に次々と放り込まれていく。
 車内は一気に空き、空席も出てくるほどに。臨時の続行便はここまでの運行で、続行便から数人が乗り移ってくる。
 坊村を出ると、バスはさらに北上。徐々に地形が緩やかになり、谷底が広くなってくる。
 そして、9時10分ごろ、バスは終点である朽木学校前停留所に到着。数人が下車する。ここが3dayチケットの「最北端」だ。


 住所としては、滋賀県高島市。2005年に合併するまでは朽木村というところだった。あたりは村の中心地区で、停留所の周囲にはコンビニや道の駅がある。道の駅では、何かのイベントが行われている。
 そうこうしているうちに、バスは復路便として再び出町柳駅へ。それには乗らずに、後ろ姿を見送る。次に出町柳ゆきの便が出るのは、7時間半後の17時、日が沈む頃合いだ。


(2)最西端・最東端編へ

牛丼


 すごい立地だな、といつも思う。

(京都市右京区西院)

月ヶ瀬ニュータウン

 京都府南山城村。京都府の東南端に位置し、府内唯一の村である。山中にあり人口は3000人に満たない程度。そんな村を散策していたら、ニュータウンを発見。


月ヶ瀬ニュータウンの道路の一つ

 「月ヶ瀬ニュータウン」というそうだ。ちなみに、「月ヶ瀬」は本来ここから10km南の奈良県内にある地名だが、名前がきれいだからか、この辺りの施設には「月ヶ瀬」の名を冠するところがちらほらと見られる。
 2010年の国勢調査による人口は1000人弱だそうで、村民の3分の1がここに住んでいることになる。


店舗の並ぶ一帯
シャッターの下りている店が多いのは、日曜に訪れたからか、それとも営業をやめてしまったからか。

 閑静だが人気(ひとけ)はあるし、寂れている印象も特段ない。ただ、都市から見て奥深いところにあり、どういう経緯で作られたニュータウンなのか分からない。

 最寄りのJR関西本線・月ヶ瀬口駅から大阪や京都まで、いずれも1時間半~2時間程度。通勤不可能とまでは言えないが、通うにはなかなか辛いのではないだろうか。
 鉄道や自動車で30分程度の伊賀市周辺に大企業の工場がいくつもあるから、その辺りで仕事をしている人が住んでいるのかもしれない。

木津駅前の額縁

 京都府はJR木津駅前の空き地に、大きな額縁がぽつねんと置かれていた。



 脇に置かれた説明文いわく「意中の人と写真を撮れば恋が叶う」そうな。誰がどのような目的で置いたのかは不明である。

(2015.05.05追記)アート作品らしいです。

(2015.06.07追記)撤去されていた。

五山送り火

 京都で今日、五山送り火が行われた。多くの人が、さまざまなところで、山腹の篝火を眺めた。



 今年の夏は梅雨よりも梅雨っぽく、この日も雨がちな天気。京都市内では昼ごろ集中豪雨に見舞われ、鴨川は増水、河岸の遊歩道が冠水して閉鎖される事態となった。



 火をつけるときには幸いにも雨は小康状態となり、無事に大文字が浮かび上がった。

 何かのイベントのように扱われることも多いが、正確には宗教行事。盆に迎えた精霊を再び冥界に送るための送り火である。先祖への祈りを忘れずに。

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