百貨店の存在しない都道府県が生まれる
本日1月27日、山形県唯一の百貨店だった「大沼」が経営破綻し、同時に閉店となった。これにより、この数十年ではじめて、百貨店のない都道府県が生まれることとなった。
徳島県唯一の百貨店である「そごう徳島店」が今年の8月末に閉店する予定で、これにより同県が「百貨店がない都道府県」の第一号になると見込まれていたが、経営破綻という衝撃的な形で先を越す都道府県が現れることになってしまった。
「大沼」は山形市の中心市街地である七日町に位置していたが、その七日町自体が空洞化している状況。以前に大沼に行ったことがあるが、客の入りは良くない印象だった。
百貨店の需要はただでさえ減っているが、大沼の場合、それに加えて結びつきの強い仙台市にある百貨店に需要が吸われていたはずで、二重の困難を強いられていたのだと推測される。