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シグノRT1の仕様変更

2021年4月から、三菱鉛筆のゲルインクボールペン「シグノRT1」の仕様が変更されている。カタログ上では、型番が「UMN-155」から「UMN-155N」に変わり、重量が11.1gから10.5gへと軽くなっている。

重さが変わっているということは、ペン軸の形状や材質、インク量など、大きく変わっているところがあるということになるが、どこが変わったのだろうか。

実物を比較してみると、どうもクリップ部分が変更となっているようだ。

仕様変更前(上)と仕様変更後(下)のシグノRT1

クリップの相手部分が、変更前はクリップと一体になっていたのに対し、変更後は上軸(本体側)と一体となっている。そして、クリップ側の突起が小さくなり、“相手側”の突起がなくなっている。また、この突起の削減に伴ってか、クリップの角度も変更されているように見える。以上の変更でクリップまわりの構造が単純になったことにより、外から見える範囲では、クリップ部の構成部品数が3点から2点に削減されている。

クリップ部の比較

この変更により、クリップと上軸の接触部分が減ったため、筆記時にクリップ部品が揺れてカチャカチャと音が鳴る問題が軽減されている。

一方、インクの入っている量や書き味を見る限り、インク側に変更はないようだ。

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