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2015年11月15日の記事は以下のとおりです。

能勢ニュータウン(平和台)

 以前、北摂の山中にあるニュータウン「希望ヶ丘」を紹介した(リンク)。「限界ニュータウン」とも言われるこの手の住宅地は「希望ヶ丘」に限らず北摂地域に山ほどあって、今回はその中でも「能勢ニュータウン(平和台)」を訪問した。
 「能勢ニュータウン」はその名の通り大阪府能勢町にある。「大阪のてっぺん」を自称する、大阪府最北の市町村。大阪平野とは山で隔てられた場所にあり、府内では数少ない、のどかな里山風景が今なお残る町だ。このニュータウンはそんな町の、宿野(しゅくの)と呼ばれる地区にある。


 それほど規模のあるニュータウンではなく、家々はざっと見た感じで100軒ほど。1世帯4人としても400人ほどの人口だ。
 山腹に家々が並び、その周囲には「のどかな風景」が広がる。


能勢ニュータウン

 町内に鉄道路線はないので、使える公共交通機関は路線バスに限られる。大阪都心の梅田までは路線バスと鉄道(能勢電鉄、阪急電鉄)を乗り継いで1時間ほど。通えない時間ではないが、路線バスは2時間に1本しかなかったりと、便利が良いとは言いがたい。とは言え、この辺りは道路がちゃんと整備されているので、自動車での移動がメインかもしれない。


ニュータウン内

 昼下がり、ニュータウンの中に人影はほとんどなく、ひっそりとしていた。「閑静」という言葉がまさにふさわしい。荒れ果てているとか、見捨てられてしまっているとか、そういった雰囲気は感じられない。
 ニュータウン内は住宅ばかりで、それ以外の施設や商店は見当たらない。役場などの公共施設の集まる一帯は、ここから約3キロメートル離れたところにあり、諸々の用件はそこで済ませることになる。買い物にはもう少し足を伸ばす必要があり、当ニュータウンから5キロメートルほど離れた栗栖・森上地区にスーパーやコンビニがある。
 都会の延長としてのニュータウンと考えると、かなり不便と言わざるを得ない。しかし、山間の町の一集落として考えると、なかなか落ち着いて美しいところではないだろうか。

◆ ◆ ◆

   実は、この辺りのニュータウンはここだけではない。能勢ニュータウンの前を通る府道を北へ少し行けば、「能勢ネオポリス」という住宅地がある。さらに、この府道をもっと北上し、大阪・京都府境をわずかに越えたところにある亀岡市畑野地区にも、ニュータウンのような住宅地がある。


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