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神戸電鉄粟生線の輸送密度(2015年版)

前回の記事:神戸電鉄粟生線の輸送密度

 第12回大都市交通センサス(2015年)の調査結果が発表されていたので、神鉄粟生線の輸送密度を算出した。

区間 輸送密度(人/日)
2015年 2010年
全線(鈴蘭台~粟生) 9907 10631
鈴蘭台~志染 15564 15611
志染~粟生 3417 4919
※小数点以下四捨五入

 ご覧の通り、志染以西の区間(志染~粟生)で激減しており、特定地方交通線の4000人/日ラインを割り込んだ。2014年のダイヤ改正における、この区間での大量減便が影響したものと考えられる。ただし、あれだけの減便をした以上、乗客の減ることは想定内であって、改正が間違っていたということはただちには言えないだろう。
 2017年には西鈴蘭台~志染の区間でも昼間の本数を半減するダイヤ改正を行っており、粟生線の置かれた状況は厳しさを増している。

神戸電鉄粟生線の輸送密度

 赤字で廃線も取り沙汰されている神戸電鉄粟生線の輸送密度を算出してみた。
 第11回大都市交通センサス(国土交通省)の「駅別通過人員表」を元に、計算を行った。なお、この調査は2010年に行われたもので、データとしてやや古い。したがって、現在の輸送密度はこれよりも低いことが推測されるということに注意されたい。

区間輸送密度(人/日)
全線(鈴蘭台~粟生)10631
鈴蘭台~志染15611
志染~粟生4919
※小数点以下四捨五入

 全線の他に、志染以東・以西でも輸送密度を算出した。志染で分けたのは、2012年のダイヤ改定で志染以西の区間で大減便が行われ、志染以西の部分廃止も検討されているのではないか、という噂があったからだ。
 志染~粟生間の輸送密度は4919人/日となっており、特定地方交通線の4000人/日というラインは超えている。しかし、乗客数の減り続ける現状を考えれば、いずれは下回るだろう。そう考えれば、廃線もやむを得ないのかもしれない。ただ、ラッシュ時に乗客が偏る路線なので、路線バスに転換したところで客を捌けきれるのか、疑問は残るところだ。
 そもそも、4000人/日というラインを下回りながらも運営されている鉄道路線は山ほどあるわけで、最終的には自治体や沿線住民にどこまで存続させる気があるのか、といったところにかかってくるのではないかと思う。

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