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パイロットの万年筆用インクの耐水性試験

パイロットの万年筆用インクの耐水性試験を行った。基本色の黒・赤・青・ブルーブラックに加え、カラーインクの緑・オレンジも確認した。筆記後1日おいたあと、1時間水道水に浸漬した。

黒インクは少し流れたものの、明瞭に筆跡が残った。青インクはこの中では一番水に強く、ほとんど変化がなかった。ブルーブラックは赤色の成分が流れ出して青に近い色に変色したが、こちらも筆跡は明瞭に残ったままだ。 一方、緑・オレンジはほとんどインクが流れ出してしまい、文字を読み取れないほどに筆跡が消えてしまった。

そして、最も意外な結果だったのが、赤インク。少しインクが流れ出したものの、かなり明瞭に筆跡が残っている。染料の赤インクでここまでの耐水性を持っているものは見たことがなく、驚くべき結果だ。

ネットを検索すると他にもパイロットの赤インクの耐水性を調べた人がいるが、いずれも耐水性はないという結果で、今回の結果はそれと相反している。使用したインクの製造日は2020年1月7日。最近になって、成分が変わったのだろうか。

何か間違えているのではないかという疑いもあるので、後日再試験をしてみたい。

シグノRT1の仕様変更

2021年4月から、三菱鉛筆のゲルインクボールペン「シグノRT1」の仕様が変更されている。カタログ上では、型番が「UMN-155」から「UMN-155N」に変わり、重量が11.1gから10.5gへと軽くなっている。

重さが変わっているということは、ペン軸の形状や材質、インク量など、大きく変わっているところがあるということになるが、どこが変わったのだろうか。

実物を比較してみると、どうもクリップ部分が変更となっているようだ。

仕様変更前(上)と仕様変更後(下)のシグノRT1

クリップの相手部分が、変更前はクリップと一体になっていたのに対し、変更後は上軸(本体側)と一体となっている。そして、クリップ側の突起が小さくなり、“相手側”の突起がなくなっている。また、この突起の削減に伴ってか、クリップの角度も変更されているように見える。以上の変更でクリップまわりの構造が単純になったことにより、外から見える範囲では、クリップ部の構成部品数が3点から2点に削減されている。

クリップ部の比較

この変更により、クリップと上軸の接触部分が減ったため、筆記時にクリップ部品が揺れてカチャカチャと音が鳴る問題が軽減されている。

一方、インクの入っている量や書き味を見る限り、インク側に変更はないようだ。

最近投稿した「耳コピMIDI」動画3点

  • 2021/05/31 23:32
  • タグ:音楽

今年に入ってから、「耳コピMIDI」の動画をyoutubeに3つ投稿した。この記事で感想も兼ねて少し紹介。

同じ月を見てた/GOING UNDER GROND(ワンコーラス)

2004年に発売されたロックバンド「GOING UNDER GROUND」の代表的な曲の一つ。

ベースが比較的シンプルな一方で、ドラムがやや複雑なのが特徴で、パターン化されていないドラムを聞き取っていくのが少し大変だった。基本的にはバンドサウンドだが、曲の多くの部分でシンセ音が入っている。Aメロで短く鳴っているシンセは、本当にちょっとした音なのだけれど、曲の雰囲気を作り上げるのに重要な役割を果たしていると思う。

心予報/Eve(ワンコーラス)

2020年発売の新しい曲。曲の内容に合わせて、2月14日に投稿した。

こういうタイプの曲のMIDIを作ったことはこれまでにあまりなく、どういう風に耳コピしていけば良いのか分からなかった。特にシンセ音はちゃんと聞き取れていないと思う。

魔法の黄色い靴/チューリップ

上の曲から50年さかのぼって、今度は1972年の曲。音楽グループ「チューリップ」のメジャーデビュー曲。

シンプルに聞こえて結構複雑なことをやっている曲で、少しトリッキーな一時転調があったり、拍子が途中で変わったりしている。また、どこまで意図されたものなのか分からないが、一曲を通してテンポが小数点以下のレベルで微妙に変動している(全体的に見ると、徐々にテンポが遅くなっていく)。ただ、打ち込みソフトが小数点以下のテンポに対応していなかったので、テンポの細かい再現はあきらめた。

沿岸バスのサロベツ線が廃止

北海道の北部、日本海側を拠点とする沿岸バスは、豊富町中心部と日本海沿いの稚咲内地区を結ぶ「サロベツ線」について、今年の3月31日を最後に運行を終了すると発表した。

豊富町市街地を出てからは行先の稚咲内まで目立った集落はなく、そしてその稚咲内もごく小さな集落。途中でサロベツ原野観光の拠点となるサロベツ湿原センターを経由するものの、1日2~3往復しかない路線バスを利用する観光客もさほどいるとは思えず、利用客は廃止に値するほどわずかであったのは想像にかたくない。

サロベツ線は当サイトでも少しだけ紹介しているが、茫漠とした原野の中を走り抜け、そして小さな漁港へとたどり着くこのバス路線は、他に類のない寂寥の混じった旅情を否応なく掻き立てるものだった。

サロベツ湿原センター前停留所に到着するサロベツ線のバス

旅客が少なく廃止となった地方のバス路線は、市町村のコミュニティバスやデマンド交通によって代替されることも多いが、このサロベツ線に関しては今のところ代替交通の情報は発表されていない。

SSL化を実施

  • 2020/12/30 23:11
  • タグ:雑記

本日、skygrass.net内の全ページをSSL化(https化)した。これにより、トップページのアドレスは「http://skygrass.net」から「https://skygrass.net/」に変更となった。なお、「http://~」のURLにアクセスがあった場合は自動的に「https://~」に転送されるように、.htaccessを使用して設定している。

今回SSL化したのは、セキュリティを考慮して……といったたいそうな理由からではなく、ブラウザ上で「接続は保護されていません」というような注意表示が出るのが何となく嫌だったからだ。お粗末な理由かもしれないが、とは言え、セキュリティが強化されるのは事実なので、けっして悪い変更ではないはずだ。

一部、「http://~」のURL(絶対パス)で画像を読み込んでいるため、引き続き注意表示の出るページがあるが、アクセスの多そうなページを優先して、おいおい修正していけたらと考えている。

ユニボールワン(三菱鉛筆)

三菱鉛筆からこのたび発売されたゲルインキボールペン。これまで、三菱鉛筆のゲルインキボールペンには「シグノ」という名前が付けられてきたが、この製品には付けられていない。

ユニボールワン

軸の色は基本的にオフホワイト。黒インキのみ黒色軸が用意されている。金属でできたクリップが特徴的だ。

 

まず、このペン最大の特徴とされる色の濃さを見てみよう。色味が異なるので単純比較はできないが、ユニボールワンの黒は従来のノック式シグノ(スタイルフィット)よりもわずかに色が濃く、シグノDX(キャップ式シグノ)と同じ程度の濃さとなっている。その一方、赤、青、緑インクはさほど濃いとは言えず、スタイルフィットと同等かそれ未満である。紙質やボール径にも依存するのかもしれないが、既存品と比べて濃いとははっきりと言えるかというと微妙な感じだ。

インクはやや水っぽく、ほかのゲルペンよりは少しだけ太めの線幅となる。筆記抵抗はシグノRT(≠RT1)やスタイルフィットと同程度である。

シグノとの比較。色の濃さの違いはわずかで、スキャン画像ではほとんど判別できない。(すべて0.38mm)

このペンの凄さは色の濃さよりもむしろ速乾性かもしれない。速乾ゲルボールペンとしては、これまでにエナージェルやサラサドライといった製品が出ているが、それらと同等の速乾性を有している。エナージェルやサラサドライは染料インクで耐水性がなかったが、このユニボールワンは顔料インクで耐水性もばっちり。高い速乾性と耐水性を両立させた、はじめてのゲルインキボールペンであると言えよう。

サラサドライとの比較。筆記後すぐに指でこすった結果。

リフィル(UMR-38S、UMR-05S)はシグノRTなどと同じ300系。サラサやエナージェルなどと互換性がある。

ブレン3C(ゼブラ)

ペン先のがたつきを抑え、「ブレない書き味」を実現したブレンの多色版が新たに発売された。

ブレン3C

多色ボールペンはどうしてもペン先のがたつきが大きくなりがちだが、このブレン3Cではその問題が著しく改善されている。ブレン単色ほどペン先が完全にホールドされているわけではないが、多色ペンではトップクラスのがたつきのなさが実現されている。従来のがたつきの少ない多色ペンと言えば、例えば三菱鉛筆の「クリフター」が挙げられるが、このブレン3Cはそれよりもがたつきが抑えられている。

口金には金属が用いられている。多色軸はリアヘビーになりがちであるが、ペン先を金属にすることによって重心バランスの調整がなされている。重心は、下軸(グリップ)と上軸の境目から約1cm後ろ側(レバー側)の位置にある。

ただし、ペン先の出る部分だけは樹脂となっている。理由は分からないが、“ブレない”ための工夫なのだろう。

ペン先のアップ
ペン先を正面から

ブレン3Cはノックレバーも特徴的。材質がラバーで、色を切り替えるときの音が低減されている。振り返れば、クリップオンマナー(現在は廃番)、クリップオンマルチ2000、スラリ300、シャーボXなどなど、ゼブラはこれまでも“音の小さい”ペンをたびたび出しており、音に対するこだわりと気遣いのあるメーカーだと思う。

レバー。黒はクリップから見て背面にある。

替芯にはブレン3C専用のSNC芯が使用されている。旧油性のSK芯と互換性があり、SNC芯をクリップオンマルチなどで使用することができるし、逆にSK芯をブレン3Cに差すこともできる。「ブレないペン先」は、軸側(口金側)の精度によって実現している模様で、SNC芯をクリップオンマルチなどに差すとがたつくが、SK芯をブレン3C軸に差すとがたつかない。

インク

インクはスラリと同じだと思われる。初期のスラリはダマと糸引きが激しかったが、それもずいぶんと改善されたように感じる。

ピーチの機内で流れている曲

ピーチ・アビエーションの航空機内では、出発前と到着後にBGMが流れるが、使われているのは以下の2曲。

  • 曲名:Viusu アーティスト名:Cantoma
  • 曲名:Tower Seven アーティスト名:Thievery Corporation

調べても意外となかなか答えが出てこなかったので、同じように調べている人への共有も兼ねて投稿しておく。

百貨店の存在しない都道府県が生まれる

大沼(2018年11月撮影)

本日1月27日、山形県唯一の百貨店だった「大沼」が経営破綻し、同時に閉店となった。これにより、この数十年ではじめて、百貨店のない都道府県が生まれることとなった。

徳島県唯一の百貨店である「そごう徳島店」が今年の8月末に閉店する予定で、これにより同県が「百貨店がない都道府県」の第一号になると見込まれていたが、経営破綻という衝撃的な形で先を越す都道府県が現れることになってしまった。

「大沼」は山形市の中心市街地である七日町に位置していたが、その七日町自体が空洞化している状況。以前に大沼に行ったことがあるが、客の入りは良くない印象だった。

百貨店の需要はただでさえ減っているが、大沼の場合、それに加えて結びつきの強い仙台市にある百貨店に需要が吸われていたはずで、二重の困難を強いられていたのだと推測される。

増4度転調のコード進行

  • 2019/11/28 21:23
  • タグ:音楽

最も遠い調への転調であり、理論的には禁忌とも言われる増4度転調について、実際に使われている曲のコード進行を眺めてみた。奇抜なことをしても許される曲調が多いからか、歌い手の音域の問題か、アニメやアイドルの歌でこの転調がよく見られるように思う。

行くぜっ!怪盗少女/ももいろクローバーZ

|(Key:C) Dm7 G7 | CM7 FM7 | Bm7-5 | E7 |(Key:G♭) E♭m | A♭m | Db | G♭ |

裏コードを使うことによって繋いでいる。転調前、CM7からドミナント進行を連続させてE7にまで至る。このE7は裏コードのB♭7と役割が同等。B♭7は転調後のE♭mから見たドミナントであるので、自然な流れとなっている。全体的にすごく計算されており、増4度転調のお手本だと思う。

魚たちのLOVE SONG/乃木坂46

|(Key:G♭) A♭m | G♭ | E | B♭ |(Key:C) C | F | G | E |

転調直前のB♭は転調後のCに対するドミナントマイナーになっている。 ちなみに、このあとは「Bメロ→サビ」「サビ→Aメロ」で2回の短三度転調を行うことにより、元のキーに戻っている。

明日も/SHISHAMO

|(Key:D♭) G♭ | G♭ | A | A♭ | A B | (Key:G) G | G | B | B |

Bメロの終わりで短3度上への転調をにおわせて、増4度上に転調している。増4度転調は短3度転調の二段重ねと考えれば、その二段重ねの途中を引っこ抜いた形の転調の仕方で、違和感に至らない意外性を作り出している。

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