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サラサクリップ3C

  • 2024/02/18 21:23

ゼブラから新発売となった3色ゲルインキボールペン。

サラサクリップ3C

サラサインクを搭載した3色ボールペンには、「サラサ3」という製品がすでにあるが、それよりも軸がスリムになっているのが特長だ。サラサ3が軸径13.5mmであるのに対し、サラサクリップ3Cは軸径12.4mmで、1.1mm細くなっている。

従来品のサラサ3(上)との比較

この細さを実現したのは、ノック部の内部構造にある。芯を出して戻す動作にはバネが必要で、従来そのバネはリフィルの外周側に位置していた。しかし、このサラサクリップ3Cでは、そのバネを隣り合うリフィル間のデッドスペースとなっていた位置に移動させることにより、スリムな軸を実現している。

ノック部拡大

しかし、12.4mmという軸径は、ずば抜けて細いわけではない。例えば、パイロットから発売されているジュースアップ3は軸径10.7mmで、サラサクリップ3Cよりもずっと細い。

もう一つの特徴に、このサラサクリップ3CはJK芯を搭載しているのである。ジュースアップ3、スタイルフィット、サラサマルチなど、多くのゲルインク多色ボールペンで使用されているリフィルはその直径が3.0mm(パイロットは3.1mm)であるが、このJK芯は直径3.6mm。筆記距離で見ると、例えば、サラサマルチで使用されている直径3.0mmのNJK-0.5芯は70mであるが、このサラサクリップ3CのJK-0.5芯は235m、3倍以上の筆記距離がある。

まずまずのスリムさと、ゲル多色ペンとしてはトップクラスの筆記距離、この2つの特長を合わせ持っているというところが、このペンの強みであると言えるだろう。

 

デザイン面では、頭冠部のトリコロールが目を引く。ノックレバーには着色されておらず、そのかわり黒・赤・青の色を示すパーツが取り付けられている。

黒インクはクリップを押し下げると出せるようになっている。クリップにはコイルバネ式のバインダークリップが採用されている。従来型のサラサ3で使用されている板バネ式バインダークリップに比べて繰り返し開閉したときの強度に優れている。

サラサクリップ3Cの頭冠部

製品名からも分かる通り、インクはサラサクリップと同じものが使用されている。

筆跡

最北の書店が閉店

日本最北の書店である、北海道稚内市にあるクラーク書店が本日閉店した。

この書店にはこれまで何度か訪問し、一度書籍を購入したこともある。大型店舗ではないが、個人商店のように小さいわけでもなく、稚内という都市の規模を考えれば十分な大きさの書店だった。こういった店舗が町の書籍文化を支えているのだなと感じていたが、ネット通販の拡大などには勝てなかったようだ。

クラーク書店(北海道稚内市)

共同通信によれば、離島を除けば、明日からの最北の専業書店は枝幸町にある三浦書店になるという。

こちらの書店も訪問したことがある。店の規模はさほど大きくないが、人口密度の低いこの地域においては、書店があるということだけでも貴重な存在であると言えるだろう。

三浦書店(北海道枝幸町)

なお、稚内から書籍を購入できるところが完全に消えたというわけではない。専業の書店に限らなければ、総合スーパーの西條や、レンタルビデオ店のゲオ稚内店で書籍の取り扱いがある。

パイロット 強色(TSUWAIRO) INK-30TW 万年筆用顔料インク

パイロットからついに万年筆用の顔料インクが発売された。これで、日本の万年筆メーカー大手3社から、顔料インクが出そろうことになる。

色はブラック、ブルーブラック、ブルーの3色あり、今回はそのうちブルーを購入した。この記事では、リファレンスとしてセーラー万年筆のストーリア・ナイト(ブルー)と比較しながら、強色を紹介していく。

強色(TSUWAIRO) ブルー INK-30TW-L

まず、インクの色味はいたって普通のブルー。万年筆用インクにありがちな紫寄りのロイヤルブルーではない。ストーリアのナイトにとても近い色だ。あえて差を言うのであれば、強色の方が赤みが強く、彩度が低い。と言っても、その違いはわずかでしかなく、パッと見ただけでその違いは分からない。ストーリアのブルーはインクの溜まったところでレッドフラッシュが発生するが、強色ではレッドフラッシュは顕著には見られない。

顔料インクなので発色はマット。また、染料インクに比べると色が薄い。書いたあとすぐは色鮮やかだが、乾くと彩度が落ちる。ストーリアも同じような彩度変化をするので、顔料インクはそういうものなのかもしれない。

筆跡、ストーリアとの比較

実測したわけではないが、インクの粘度はストーリアよりも低いと見られる。パイロットらしいサラサラなインクだ。世の中の顔料インクはどろっとしたものが多いので、このサラサラ感は貴重かもしれない。

また、インクの表面張力もストーリアよりも低いようで、コピー用紙のような薄く品質の良くない紙だとインク溜まりのところで裏抜けする。ただし、パイロットのノーマル染料インクほど激しく裏抜けするわけではなく、実用上はさほど問題ないだろう。

ジェットストリーム 3色ボールペン SXE3-507

新たなジェットストリーム・3色ボールペン(SXE3-507)が発売された。こちらのペン、軸と芯に、2つの大きな特徴を持っている。

ジェットストリーム 3色ボールペン SXE3-507

まず、一つ目、構造上の特徴は、黒色が後端ノック式になっていることだ(赤・青は通常のレバー式)。従来の多色ボールペンは軸側面のレバーを下げて芯を出すが、このペンの黒インクでは単色ボールペンと同じような感覚で、軸のお尻をノックして芯を出すことができるようになっている。出した芯は、お尻を再度ノックするか、他の色のレバーを引き下げることによって、戻すことができる。

ノック部拡大

中を分解してみると、黒色のリフィルの刺さる位置が、赤色や青色に比べてわずかに円の中心寄りに位置している。これは後述する黒色増量芯のブレの緩和にも寄与していると見られる。

軸の内部構造

次に、二つ目、インクの面での特徴は、黒色の替芯にインク増量の新開発の芯(SXR-ML-05、SXR-ML-07)が使用されていることだ。外形は従来の多色用替芯(SXR-80系列)と同じであるが、パイプの内径が広く、従来品に比べてインクがたくさん入っている(従来比70%増)。芯が軸に刺さる部分(後端)の内径は従来芯SXR-80と同じになっており、互換性がある(※)。したがって、増量インクの替芯だけを購入して、従来のジェットストリーム多色・多機能ペンに刺すこともできるようになっている。

増量芯と従来芯を見比べてみると、増量芯の方がインクの円柱の幅が広く、またインクの色もくっきりと見え、パイプの厚みが薄くなっていることが分かる。

増量芯(SXR-ML-05)と従来芯(SXR-80-05)の比較

一方、パイプが薄くなった分、芯の曲げに対する剛性は低くなっている。同じくらいの力で芯を曲げてみると、増量芯の方がよく曲がる。芯の曲がりやすさは筆圧をかけたときのペン先のブレに繋がる。先ほど述べたように、黒芯の差し込む位置がやや中央寄りとなっており、ペン芯の曲げが緩和される構造となっているが、実際に筆記してみると、弱めの筆圧だと違いはほとんど感じられなかった一方で、コピー用紙に窪みができる程度の強い筆圧で書くと、増量芯のみ、ペン先が筆圧によって少し引っ込む現象が見られた。

※ 公式発表では、0.7mm増量芯(SXR-ML-07)とジェットストリームF(SXE3-601-05)の組み合わせのみ不可となっている。

パイロットの万年筆用インクの耐水性試験

パイロットの万年筆用インクの耐水性試験を行った。基本色の黒・赤・青・ブルーブラックに加え、カラーインクの緑・オレンジも確認した。筆記後1日おいたあと、1時間水道水に浸漬した。

黒インクは少し流れたものの、明瞭に筆跡が残った。青インクはこの中では一番水に強く、ほとんど変化がなかった。ブルーブラックは赤色の成分が流れ出して青に近い色に変色したが、こちらも筆跡は明瞭に残ったままだ。 一方、緑・オレンジはほとんどインクが流れ出してしまい、文字を読み取れないほどに筆跡が消えてしまった。

そして、最も意外な結果だったのが、赤インク。少しインクが流れ出したものの、かなり明瞭に筆跡が残っている。染料の赤インクでここまでの耐水性を持っているものは見たことがなく、驚くべき結果だ。

ネットを検索すると他にもパイロットの赤インクの耐水性を調べた人がいるが、いずれも耐水性はないという結果で、今回の結果はそれと相反している。使用したインクの製造日は2020年1月7日。最近になって、成分が変わったのだろうか。

何か間違えているのではないかという疑いもあるので、後日再試験をしてみたい。

シグノRT1の仕様変更

2021年4月から、三菱鉛筆のゲルインクボールペン「シグノRT1」の仕様が変更されている。カタログ上では、型番が「UMN-155」から「UMN-155N」に変わり、重量が11.1gから10.5gへと軽くなっている。

重さが変わっているということは、ペン軸の形状や材質、インク量など、大きく変わっているところがあるということになるが、どこが変わったのだろうか。

実物を比較してみると、どうもクリップ部分が変更となっているようだ。

仕様変更前(上)と仕様変更後(下)のシグノRT1

クリップの相手部分が、変更前はクリップと一体になっていたのに対し、変更後は上軸(本体側)と一体となっている。そして、クリップ側の突起が小さくなり、“相手側”の突起がなくなっている。また、この突起の削減に伴ってか、クリップの角度も変更されているように見える。以上の変更でクリップまわりの構造が単純になったことにより、外から見える範囲では、クリップ部の構成部品数が3点から2点に削減されている。

クリップ部の比較

この変更により、クリップと上軸の接触部分が減ったため、筆記時にクリップ部品が揺れてカチャカチャと音が鳴る問題が軽減されている。

一方、インクの入っている量や書き味を見る限り、インク側に変更はないようだ。

最近投稿した「耳コピMIDI」動画3点

  • 2021/05/31 23:32
  • タグ:音楽

今年に入ってから、「耳コピMIDI」の動画をyoutubeに3つ投稿した。この記事で感想も兼ねて少し紹介。

同じ月を見てた/GOING UNDER GROND(ワンコーラス)

2004年に発売されたロックバンド「GOING UNDER GROUND」の代表的な曲の一つ。

ベースが比較的シンプルな一方で、ドラムがやや複雑なのが特徴で、パターン化されていないドラムを聞き取っていくのが少し大変だった。基本的にはバンドサウンドだが、曲の多くの部分でシンセ音が入っている。Aメロで短く鳴っているシンセは、本当にちょっとした音なのだけれど、曲の雰囲気を作り上げるのに重要な役割を果たしていると思う。

心予報/Eve(ワンコーラス)

2020年発売の新しい曲。曲の内容に合わせて、2月14日に投稿した。

こういうタイプの曲のMIDIを作ったことはこれまでにあまりなく、どういう風に耳コピしていけば良いのか分からなかった。特にシンセ音はちゃんと聞き取れていないと思う。

魔法の黄色い靴/チューリップ

上の曲から50年さかのぼって、今度は1972年の曲。音楽グループ「チューリップ」のメジャーデビュー曲。

シンプルに聞こえて結構複雑なことをやっている曲で、少しトリッキーな一時転調があったり、拍子が途中で変わったりしている。また、どこまで意図されたものなのか分からないが、一曲を通してテンポが小数点以下のレベルで微妙に変動している(全体的に見ると、徐々にテンポが遅くなっていく)。ただ、打ち込みソフトが小数点以下のテンポに対応していなかったので、テンポの細かい再現はあきらめた。

沿岸バスのサロベツ線が廃止

北海道の北部、日本海側を拠点とする沿岸バスは、豊富町中心部と日本海沿いの稚咲内地区を結ぶ「サロベツ線」について、今年の3月31日を最後に運行を終了すると発表した。

豊富町市街地を出てからは行先の稚咲内まで目立った集落はなく、そしてその稚咲内もごく小さな集落。途中でサロベツ原野観光の拠点となるサロベツ湿原センターを経由するものの、1日2~3往復しかない路線バスを利用する観光客もさほどいるとは思えず、利用客は廃止に値するほどわずかであったのは想像にかたくない。

サロベツ線は当サイトでも少しだけ紹介しているが、茫漠とした原野の中を走り抜け、そして小さな漁港へとたどり着くこのバス路線は、他に類のない寂寥の混じった旅情を否応なく掻き立てるものだった。

サロベツ湿原センター前停留所に到着するサロベツ線のバス

旅客が少なく廃止となった地方のバス路線は、市町村のコミュニティバスやデマンド交通によって代替されることも多いが、このサロベツ線に関しては今のところ代替交通の情報は発表されていない。

SSL化を実施

  • 2020/12/30 23:11
  • タグ:雑記

本日、skygrass.net内の全ページをSSL化(https化)した。これにより、トップページのアドレスは「http://skygrass.net」から「https://skygrass.net/」に変更となった。なお、「http://~」のURLにアクセスがあった場合は自動的に「https://~」に転送されるように、.htaccessを使用して設定している。

今回SSL化したのは、セキュリティを考慮して……といったたいそうな理由からではなく、ブラウザ上で「接続は保護されていません」というような注意表示が出るのが何となく嫌だったからだ。お粗末な理由かもしれないが、とは言え、セキュリティが強化されるのは事実なので、けっして悪い変更ではないはずだ。

一部、「http://~」のURL(絶対パス)で画像を読み込んでいるため、引き続き注意表示の出るページがあるが、アクセスの多そうなページを優先して、おいおい修正していけたらと考えている。

ユニボールワン(三菱鉛筆)

三菱鉛筆からこのたび発売されたゲルインキボールペン。これまで、三菱鉛筆のゲルインキボールペンには「シグノ」という名前が付けられてきたが、この製品には付けられていない。

ユニボールワン

軸の色は基本的にオフホワイト。黒インキのみ黒色軸が用意されている。金属でできたクリップが特徴的だ。

 

まず、このペン最大の特徴とされる色の濃さを見てみよう。色味が異なるので単純比較はできないが、ユニボールワンの黒は従来のノック式シグノ(スタイルフィット)よりもわずかに色が濃く、シグノDX(キャップ式シグノ)と同じ程度の濃さとなっている。その一方、赤、青、緑インクはさほど濃いとは言えず、スタイルフィットと同等かそれ未満である。紙質やボール径にも依存するのかもしれないが、既存品と比べて濃いとははっきりと言えるかというと微妙な感じだ。

インクはやや水っぽく、ほかのゲルペンよりは少しだけ太めの線幅となる。筆記抵抗はシグノRT(≠RT1)やスタイルフィットと同程度である。

シグノとの比較。色の濃さの違いはわずかで、スキャン画像ではほとんど判別できない。(すべて0.38mm)

このペンの凄さは色の濃さよりもむしろ速乾性かもしれない。速乾ゲルボールペンとしては、これまでにエナージェルやサラサドライといった製品が出ているが、それらと同等の速乾性を有している。エナージェルやサラサドライは染料インクで耐水性がなかったが、このユニボールワンは顔料インクで耐水性もばっちり。高い速乾性と耐水性を両立させた、はじめてのゲルインキボールペンであると言えよう。

サラサドライとの比較。筆記後すぐに指でこすった結果。

リフィル(UMR-38S、UMR-05S)はシグノRTなどと同じ300系。サラサやエナージェルなどと互換性がある。

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