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小吹台


小吹台

 大阪府内唯一の村である千早赤阪村にあるニュータウン。最寄りの河内長野駅まで路線バスで20分ほどで、そしてそのバスもおおむね30分間隔で運転されているため、「村」と言えどそれほど不便なわけでもない。
 村域の端っこ、河内長野市との市境付近に位置し、村役場のある森屋地区からは離れている。「村」という言葉を住所に入れたいがために、ぎりぎり「村」となるところに敢えて造成したような感じだ。


小吹台2

 人口は約2000人で、村民のおよそ3分の1がここに住んでいることになる。
 日頃の買い物は河内長野市などに依存していると考えられるが、ニュータウン内の中心には小規模な商店が数軒建っている。


ニュータウンの中心に何軒か商店がある

プラチナ ゲルボールペン GCR-100


GCR-100

 ダイソーで2本入り100円で売られているゲルインキボールペン。プラチナ万年筆製で、中国にある事業子会社が作っているようだ。
 メタリックな質感だが、金属は使っておらず、樹脂に銀色のフィルムを貼り付けているだけ。外観はブルーメタリックだが、これはその銀色の上に青色透明のプラスチックをかぶせているだけである。ダイソーでは見かけないが、製造国の中国では黒色や赤色も流通しているらしい(中国の通販サイトにあった)。


筆跡(上)。中段と下段はそれぞれ比較のためのサラサとシグノの筆跡。ボール径はいずれも0.5mm。

 インクは0.5mmの黒。他のゲルボールペンに比べてインクフローが良い。そのため、線幅は比較的太く、ダマが出がちだ。耐水性はあり、水性顔料インクを使用しているものと考えられる。
 リフィルは300系互換で、サラサJF芯やシグノ(ノック式)UMR芯などが入る。

サラサとシグノの色を比較

 サラサ20色とシグノ(キャップ式)19色を比較。ボール径は、サラサが0.5mm、シグノが0.38mm。サラサのミルクカラーとシャイニーカラーは入っていない。


クリックで高画質版を表示

 画像はスキャナで読み取ったものだが、スキャナの性能や表示するディスプレイの都合上、完全に色を再現できているわけではない。特に、サラサ・ライトピンクとシグノ・ピンクは全く正しい色が出ていないので注意(この辺りは後で詳しく述べる)。

■ 黒
 サラサ・黒は純粋なマットブラック。

■ ブルーブラック
 サラサ・ブルーブラックの方が、シグノ・ブルーブラックよりも色が濃い。また、シグノ・ブルーブラックは、サラサ・ブルーブラックに比べやや黄みがかっている。

■ 青系統
 サラサ・青は濃く、赤みがかかっている。サラサ・コバルトブルーとシグノ・青が似たような色味だが、サラサ・コバルトブルーの方がやや濃い。

■ 水色系統
 サラサ・ペールブルーはシグノにはない色で、青絵の具に白絵の具を混ぜたような色。一般的に言われる水色とは少し違う。
 シグノ・ライトブルーは素直な水色だが、サラサにはない色だ。
 サラサ・ライトブルーとシグノ・スカイブルーは同系色。サラサ・ライトブルーの方がやや明るい。

■ 青と緑の中間色
 サラサ・ブルーグリーンは水色より。シグノ・エメラルドは緑より。サラサ・ブルーグリーンの方が色が淡い。

■ 緑
 シグノ・緑はサラサ・緑に比べ黄みがかっている。シグノ・緑はサラサ・緑より明るい。

■ 深緑系統
 緑同様、シグノ・グリーンブラックはサラサ・ビリジアンよりもかなり黄みがかっている。シグノ・グリーンブラックの方が黒に近い。

■ 黄緑系統
 サラサ・ライトグリーンは、シグノ・ライムグリーンよりも明るく、黄色がやや強い。

■ 黄系統
 サラサ・黄とシグノ・ゴールデンイエローは、どちらもオレンジよりの黄色。完全に黄色だったら読めないので、このような色味にしてあるのだろう。シグノ・ゴールデンイエローの方がわずかにオレンジ寄り。

■ オレンジ系統
 サラサ・オレンジとシグノ・オレンジはほぼ同じ色。また、サラサ・レッドオレンジとシグノ・マンダリンオレンジもとても近い色味だ。

■ 赤
 シグノ・赤は、サラサ・赤よりも濃く、青みがかっている。

■ ピンク
 最初にも書いたように、サラサ・ライトピンクとシグノ・ピンクの色は正しくスキャンできていない。この2色はどうも蛍光色のような成分が入っていて、それがスキャナで読み取れないようだ。サラサ・ライトピンクとシグノ・ピンクはどちらも蛍光色っぽい明るいピンクだが、サラサ・ライトピンクの方が色が濃い。
 サラサ・ピンクは赤よりのピンク、シグノ・ベビーピンクは紫よりのピンクである。
 シグノ・ピュアピンクは紫色に近いので、次で説明する。

■ 紫系統
 (赤寄り)サラサ・マゼンタ~シグノ・ピュアピンク~サラサ・紫~シグノ・紫(青寄り)という色味の関係になる。
 シグノ・ボルドーブラックはサラサ・マゼンタを思いっきり黒く暗くしたような色だ。

■ 茶色系統
 サラサ・茶、シグノ・ブラウンブラックの両方とも濃いめの茶色。シグノ・ブラウンブラックの方が濃く、黒に近い。

■ 灰色系統
 サラサ・グレーは上に掲載しているサラサ20色の中では最も薄い。シグノには灰色系統の色はない。

月ヶ瀬ニュータウン

 京都府南山城村。京都府の東南端に位置し、府内唯一の村である。山中にあり人口は3000人に満たない程度。そんな村を散策していたら、ニュータウンを発見。


月ヶ瀬ニュータウンの道路の一つ

 「月ヶ瀬ニュータウン」というそうだ。ちなみに、「月ヶ瀬」は本来ここから10km南の奈良県内にある地名だが、名前がきれいだからか、この辺りの施設には「月ヶ瀬」の名を冠するところがちらほらと見られる。
 2010年の国勢調査による人口は1000人弱だそうで、村民の3分の1がここに住んでいることになる。


店舗の並ぶ一帯
シャッターの下りている店が多いのは、日曜に訪れたからか、それとも営業をやめてしまったからか。

 閑静だが人気(ひとけ)はあるし、寂れている印象も特段ない。ただ、都市から見て奥深いところにあり、どういう経緯で作られたニュータウンなのか分からない。

 最寄りのJR関西本線・月ヶ瀬口駅から大阪や京都まで、いずれも1時間半~2時間程度。通勤不可能とまでは言えないが、通うにはなかなか辛いのではないだろうか。
 鉄道や自動車で30分程度の伊賀市周辺に大企業の工場がいくつもあるから、その辺りで仕事をしている人が住んでいるのかもしれない。

サラサドライ


サラサドライ 0.4mm 黒

 速乾性のサラサ。軸のデザインがジェットストリームっぽいと言われているが、個人的には(日本では)廃番になったシグノ207っぽいと思う。


筆跡。染料インクで、顔料のサラサクリップより滲む。

 普通の紙であれば、書いた瞬間に乾く。左利きの人でも擦れることはないだろう。ただし、表面加工されたツルツルの紙だと、さすがに一呼吸待たないと乾かない。同じく速乾性を謳うエナージェルと乾く速さを比べてみたが、サラサドライの方がほんの少し速いかなというくらいで大した違いはなかった。

 通常のサラサが水性顔料インクを採用しているのに対し、サラサドライは水性染料。そのため、通常のサラサと違って耐水性はない。また、裏抜けもしやすいようだ。エナージェルも染料だし、紙の上に色料が乗っかる顔料での速乾性は難しいのかもしれない(エナージェルは染料だからこそできる方法で速乾性を実現しているようだ)。

 替え芯(JLV芯)は、JF芯と同形状。すなわち300系で、シグノ(ノック式)とかエナージェルとか、その他諸々の300系互換芯がサラサドライ軸に入る。

新年・干支アイコン

  • 2016/01/02 23:20
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 そういうわけで、毎年行っている「干支アイコン」をページ背景の右下に追加。今年はサルである。一目で見てサルだと分かる絵を描くのに苦労した。今でもこれがサルに見える絵になっているか自信がない。

 このアイコンをやり出してから今年で5年目。今までのものも一応残してあったりする。

クリップオンマルチ1000M(限定色)


クリップオンマルチ1000M マットグリーン

 クリップオンマルチ1000の限定色。色は、マットブラック、マットブルー、マットレッド、マットバイオレット、マットグリーンの5色。写真はマットグリーン。どの軸色もジェットストリーム4+1とほぼ同じ色味で、完全に意識している。
 クリップとグリップは従来品の黒軸からの流用で、軸色とは異なる。


筆跡

 芯は従来品と同じSK-0.7芯。安心の旧油性だ。

トップページ改装

  • 2015/11/30 23:24
  • タグ:雑記
 トップページを改装した。
 まず、写真を大きくした。そして、その下にメニューを配置した。主要なメニューはボタン風に大きくした。特別に意識したわけではないが、スマートフォンとかでも押しやすいはずである。
 コンテンツの中では、「音楽」(http://music.skygrass.net)を後ろへ引っ込めた。どうも他のコンテンツと比べて浮いているような感じがあったからだ。現在は「作成者について」のページから行くことができる。このページはアクセスがずば抜けて少ないので、トップページにリンクがなくてもまあ大丈夫だろうという判断である。更新をやめたわけではない。
 それに対して、トップページからリンクしていなかった「鉄道」(http://train.skygrass.net)を表に出した。ある程度内容が詰まってきて、コンスタントにアクセスがあるので、リンクをつなげてみた次第。

ユニボールエア



ユニボールエア

 三菱鉛筆の新発売の水性ボールペン。海外では既に売られており、日本では遅れての発売となった。
 ペン先のボールが筆圧に応じて沈み込み、線幅が変わるのが特徴。このたび購入したボール径0.5mmは、線幅が0.3mm~0.5mmまで変化するとのこと(ボール径0.7mmは線幅0.4~0.6mm)。普通の水性ボールペンで考えると、ボール径0.5mm~1.0mm相当の線幅で書けるということになる。


ペン先


各ペンの筆跡(右のペン名はそのペンによる筆跡ではない)

 実際に書いてみると、(各人の筆圧によるだろうが)平均的には水性ボールペンのボール径0.7mm相当の線幅になる感じだ。通常の筆圧の範囲内で、線幅の強弱をコントロールすることができる。太くしたいからといって筆圧を思いっきりかける必要はなく、さらさらと書ける。
 筆圧による線幅コントロールはスプリングチップのようなものを採用しているのだと考えられるが、ノック式ボールペンのように筆圧が小さすぎてかすれるということはない。また、その“スプリング”はノック式のそれよりも固い感じだ。


筆圧による線幅の変化

 インクの出はやや渋め。筆圧をかけたときにインクがどばっと出ないようにするためだろう。また、インクの濃度が低いようで、筆記スピードに応じて濃淡が出る。上の画像では分かりにくいが、万年筆に近いところがある。
 耐水性はあり、宛名書きなどにも使える。顔料インクを使っているものと思われる。

能勢ニュータウン(平和台)

 以前、北摂の山中にあるニュータウン「希望ヶ丘」を紹介した(リンク)。「限界ニュータウン」とも言われるこの手の住宅地は「希望ヶ丘」に限らず北摂地域に山ほどあって、今回はその中でも「能勢ニュータウン(平和台)」を訪問した。
 「能勢ニュータウン」はその名の通り大阪府能勢町にある。「大阪のてっぺん」を自称する、大阪府最北の市町村。大阪平野とは山で隔てられた場所にあり、府内では数少ない、のどかな里山風景が今なお残る町だ。このニュータウンはそんな町の、宿野(しゅくの)と呼ばれる地区にある。


 それほど規模のあるニュータウンではなく、家々はざっと見た感じで100軒ほど。1世帯4人としても400人ほどの人口だ。
 山腹に家々が並び、その周囲には「のどかな風景」が広がる。


能勢ニュータウン

 町内に鉄道路線はないので、使える公共交通機関は路線バスに限られる。大阪都心の梅田までは路線バスと鉄道(能勢電鉄、阪急電鉄)を乗り継いで1時間ほど。通えない時間ではないが、路線バスは2時間に1本しかなかったりと、便利が良いとは言いがたい。とは言え、この辺りは道路がちゃんと整備されているので、自動車での移動がメインかもしれない。


ニュータウン内

 昼下がり、ニュータウンの中に人影はほとんどなく、ひっそりとしていた。「閑静」という言葉がまさにふさわしい。荒れ果てているとか、見捨てられてしまっているとか、そういった雰囲気は感じられない。
 ニュータウン内は住宅ばかりで、それ以外の施設や商店は見当たらない。役場などの公共施設の集まる一帯は、ここから約3キロメートル離れたところにあり、諸々の用件はそこで済ませることになる。買い物にはもう少し足を伸ばす必要があり、当ニュータウンから5キロメートルほど離れた栗栖・森上地区にスーパーやコンビニがある。
 都会の延長としてのニュータウンと考えると、かなり不便と言わざるを得ない。しかし、山間の町の一集落として考えると、なかなか落ち着いて美しいところではないだろうか。

◆ ◆ ◆

   実は、この辺りのニュータウンはここだけではない。能勢ニュータウンの前を通る府道を北へ少し行けば、「能勢ネオポリス」という住宅地がある。さらに、この府道をもっと北上し、大阪・京都府境をわずかに越えたところにある亀岡市畑野地区にも、ニュータウンのような住宅地がある。


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